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相続税とは?基本的な知識から理解する

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相続税とは?基本的な知識から理解する

相続税とは?基本的な知識から理解する

2023/10/24

相続税とは?基本的な知識から理解する

今回は相続税についてご紹介したいと思います。
相続税とは、相次ぐ人が財産(相続財産)を受け取ったときに課される税金です。これは、特定の個人が多額の財産を手に入れた結果、社会の財産分配に偏りが生じるのを防ぐための役割を果たしています。
相続財産には銀行などにある預貯金や土地・建物などの不動産といった「正の」財産だけでなく、借入金や未納の税金など支払わなければならない「負の」財産も含まれます。

 

基礎控除額とは
相続に伴う財産受け取りが一定額を超えたときには、相続税が課税されます。この一定額というのが「基礎控除額」です。現在の日本における相続税の基礎控除額は「3,000万円+法定相続人数×600万円」です。
法定相続人とは、法律によって定められている相続人のことを意味します。つまり、法定相続人の数に応じて基礎控除額は増加します。
たとえば、法定相続人が3人の場合、基礎控除額は「3,000万円+600万円×3人=4,800万円」と計算されます。
この基礎控除額内の財産取得は非課税で、この金額を超えた部分に対して税金が課せられます。そのため、遺産総額がこの基礎控除額を超えると、相続税が課税される可能性があるわけです。
また、相続税の納税者は遺産を実際に受け継いだ相続人であり、課税を受ける遺産額は、各相続人が実際に受け継いだ分に該当します。

相続税の算出方法
さて、こうした相続税の基本的な規則を理解した上で、具体的な税額の算出方法を見ていきましょう。以下の手順で計算されます。
①相続等により「取得した財産+相続時精算課税の贈与財産+みなし相続財産」を算出します。これが「遺産総額」です。
②遺産総額から「非課税財産+債務+葬式費用」を差し引きます。これが課税時の「遺産額」です。
③遺産額に相続開始3年以内の贈与財産を足したものが、相続税計算の対象となる「正味遺産額」です。   

正味遺産額が前述の基礎控除額を超えたら、その超過分が相続税の課税対象となります。その金額に対して税率が適用され、最終的な税額が決定されます。相続税率は累進的であり、正味遺産額が多ければ多いほど高い税率が適用されます。

 

以上が相続税の基本的な知識です。このように相続税は複雑な面がありますが、しっかり理解しておくと、適切な対策を練ることが可能になります。

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